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マチノイロセイカテンとは

脚色

監視カメラに映っている人々を
モニター越しにずっと監視し続ける
仕事があるそうです。

座りっぱなしで
ひたすらモニターに映る人々を見て
1日を過ごす。
平和な日本ではそんなに
毎日事件が起きるはずも無く
出番はほぼないそう。
でも、たまにある喧嘩や怪しい行動を
見逃さない為に当然居眠りやよそ見は厳禁。

「退屈な仕事だよな」と
飲み会で話題になり最終
“楽を取るか退屈を取るか”という
結論に着地したが
そんな中にも面白みを見出すとすれば。。

『脚色』
これが1番簡単で面白みがある気がする

例えばモニター越しにイチャイチャする男女を見つければ、その2人をカップルとするかそれとも不倫相手、もっと捻れば相席屋で知り合ったばかりの2人。。

どう設定するかはモニターの前にいる人で
もうそこは監視員席でなく
脚本家の特等席になる

どんな人にも必ず物語はあって
もちろん僕にもある

今この文を頭で書きながら
ぼーっと監視カメラを凝視している僕は
向こうの脚本家にはどう脚色されるだろう。